地産地消 上浜なつまつり 2010



人と人との「つながり」をめざして                  
握手

あるお父さんがポツリといいました。

「自分たちが子どもだった頃、夏はいろんな祭りがあった。今の子どもたちは寂しいな」

少子化とともに、子どもたちが楽しみにしている地元でのまつりは本当に少なくなりました。
まつりを形成する大人の連帯も、少なくなったのかもしれません。
私たちが、次代をになう子どもたちの楽しみをふやしたい。
そんな気持ちから「なつまつり」が発想されました。

今の問題も提起できる意義のある祭りにしよう!

目先の利益だけを目的としない、公益的な利益を考える発想から生まれました。
キーワードは、三重県が力を入れている「地産地消」でした。

「安心・安全」よりも「早く・手軽に」などが先行していたのが、
多くの食品に対する懸念がここ数年で続発し
私たちはもっと「食」にしっかりとしたアンテナを張らなければならなくなりました。

もともと存在する地元生産をもっと積極的に活用し
より「安心・安全」な食生活を営むためのきっかけを
このまつりでひとりでも多くの方にもってもらいたい。
地域生産者、消費者、そしてそれをつなぐ飲食店(提供者)で協働し
このまつりを通じて、子ども、核家族世帯、独居世帯問わず
なんらかの形で「地産地消」を自分たちのライフスタイルにも取り入れてもらえるような
提案
をしていくことにしました。 

「なにか」をひとつ、もってかえってください

まつりの雰囲気を楽しみながら
地域での人と人がつながるあったかさ
地元の食品・加工品・販売品を手に取り
がんばっている生産者を知り、より地元を愛する心
生産物・加工物・販売品を購入する消費者をみて
「またがんばろう」と思える気持ち
さまざまな分野から「よかった」と思える一言が発せられることが
このまつりの「次なるつながり」に発展すると期待しています。